江戸切子とは - 歴史と定義 -

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江戸切子の歴史

江戸末期に始まったカットガラスの伝統的工法です。天保の時代に加賀屋久兵衛という硝子商が金剛砂でガラスの表面に彫刻を施す細工をしたのが創めと言われています。ペリー提督がその加賀屋の切子を見て、その技術に驚愕したとも伝えられています。

明治の時代にはヨーロッパからの技術・作品の影響もあり、技術的に大きく進化。戦後にその技術と製品が大きく開花したそうです。現在の江戸切子のスタイルもこの時代に確立されたと言われています。

150年以上の歴史を持つこの江戸切子は平成の時代になっても、数少ない職人の手によって保たれています。

現在では東京都はもちろんのこと、国の伝統工芸にも指定されました。

江戸切子と薩摩切子

よく言われる薩摩切子との違いは江戸切子は透明、もしくは色被でガラスに施し、比較的薄い生地のガラスのカットを入れる。また、薩摩切子は薩摩の時代に途絶えましたが(現在は復興しました)、江戸切子は江戸、そして東京の職人の手によって、江戸・明治・大正・昭和・平成・令和と受け継がれてきたことです。

歴史、言葉の定義、技法など説は様々ですが、現在の江戸の職人によって創り出される切子は、なにも語らなくても、見るだけで、触るだけで江戸の粋が伝わる。それが紛れもない江戸切子だと、私どもは考えます。